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スーダンからの避難家族に食糧を配布




スーダンで4月から続く内戦により、エジプトへ避難してきた家族120世帯に緊急人道支援として、約1ヶ月分の基本的食糧(小麦粉、米、乾燥豆、パスタ、植物油、脱脂粉乳、砂糖)を配布しました。


内戦が始まり半年以上が経ちましたが、未だ政治的不安定は続いており、120万人が国外へ、600万人以上が国内の居住地外へ避難しています。国内避難民の人数は、世界で最大となり人道危機が悪化しつづけています。

国外へ避難する人々のほとんどは近隣国へ逃れており、エジプトもその一つです。この内戦により約38万人がエジプトへ逃れましたが、なかには命の危機に直面し、ビザ取得前に不法に入国せざるをえなかった人々もいます。


特に女性や子ども達は、避難中や避難先でも様々な困難に直面しています。今回食糧を提供したのは、主に母親と子ども達のみで逃れてきた家族です。エジプトの支援団体によりシェルターを提供されていますが、基本的な食糧や生活用品が不足しており、支援が圧倒的に足りていません。


《人々の声》

「避難してきても、家族分の食糧が足りず、収入源もありません」


「子どもが5人います。エジプトに避難してから、娘が工場で働き始めましたが、性被害に合い仕事を辞めました。いまは収入がありません」


「3ヶ月前ぐらいに、2歳と5歳の2人の子どもと避難してきました。夫はスーダン軍に勤めていますが、1ヶ月ほど連絡が取れていません。避難している場所は治安が悪く、差別的な扱いを受けることもあります」


「小学生の子どもが2人いますが、4月以降学校に行っていません。エジプトでも、子ども達が行かれる学校がありません。路上でティッシュを売って、少しでも収入を得ようとしています」




配布に集まった母親と子ども達


配布に集まった母親と子ども達


乳幼児を抱え避難してきた母親も多数



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