​スーダン

​慢性的貧困のなか生きる子ども達
​持続的な発達と学習ができるように

To Develop

慢性的貧困が続くスーダン

 内戦と南スーダンの独立を受け、多くの支援機関が人道支援に当たってきたスーダンですが、一方でスーダン国内の貧困や教育、子どもの健康に関する問題は注目されにくくもありました。スーダンの貧困率は約47%で、$5.5/日以下で生活する人口が約73%です。

学校自体が貧困

 スーダンの公立学校では基本的に授業料が無料ですが、教育省からのサポートがほとんどないため、各学校で授業料を集めざるをえません。農村部では貧困世帯が多く、学校側も授業料を$0.2/月と低く設定していますが、それでも支払うことのできない子ども達がたくさんいます。

弱い立場にある農村部の子ども達

 ​2019年4月のクーデターの影響を受け、未だ政変による生活の大きな揺れ動きになかにいます。市郊外の農村地に住む家族は自分の土地を所有せず小作人として農作業をし、最低限の世帯収入を確保するため、多くの子ども達も家族とともに働いたり、家事を手伝っています。

学校菜園の導入

 学校を中心として地域自身で子どもの心身発達に取り組むことができるよう、学校のなかに学校菜園を設置しています。野菜や果物を収穫し子ども達に配布するだけでなく、授業のなかでの食育やクラブ活動の活性化、学校の緑化による心理的健康にも寄与しています。

学校で野菜や果物を栽培

 設置した学校菜園は生徒や教師、農業に詳しい地域の住民の方々により運営されています。ナイル川から引いてきた地下水を利用しながら、土地の土壌に合った野菜や果物を栽培しています。子ども達の栄養改善に貢献できるよう、収穫物は子ども達に配布し、授業内での食育やクラブ活動の活性化にも寄与しています。

花や緑のある学校

 学校菜園には現地の花々や木々も植えています。土砂漠のなかにある学校の緑化により、鳥や蝶が集まるようになりました。生徒や教師、住民の方々にとって憩いの場となり、心理的健康にも寄与しています。植物が自分達の手で育っていき、生き物や人が集まっていく様子は人々に希望を与えています。

To Study

学用品の配布

​ 新しい学用品もなかなか買うことができない子ども達。学校側も教材が不足しています。約600名の小学校生徒ひとりひとりに学用品(ノート、鉛筆、消しゴム、鉛筆削り、ペン)を配布しました。授業で使用するチョークも各学年教室に配布したほか、真っ白になって文字が読みづらくなった黒板を塗り直しました。

リサイクルで学習机や椅子を修理

​ 教室がなく屋外にゴザを引いてクラスを実施したり、書く台や座る板が外れた鉄枠だけの学習机や椅子で勉強している子ども達。学校にもともとあったこれらの鉄枠をリサイクルし、1人用の学習机・椅子を50組み、4人用の学習机・椅子を21組み修理し、より授業に集中できる環境を整えました。

Sudan

Khartoum

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