育てた野菜で初めての給食

スーダンで実施している学校菜園活動で収穫した野菜を使って、朝食会を開催しました。


学校菜園ではこれまでに、ソラマメ、トマト、ナス、ルッコラ、オクラ、ニンジン、ウリ等を栽培し収穫してきました。将来的な目標としては、菜園で収穫した野菜や果物を全校生徒に配布したり、これらの野菜を使って学校給食を提供することを目指しています。


現状では、作付面積の大きさ、水やりの頻度、気候、管理方法などの影響を受け、全校生徒に配布できる収穫量を確保できていません。2021年度から、これまでに設置した学校菜園の質を向上するため、特に栽培及び収穫を促進する菜園整備や各校に設置した学校菜園管理グループへのトレーニング強化活動を実施しています。


これまで収穫した野菜は、菜園管理を担当している各校の菜園管理グループに所属する生徒や先生に配布してきました。菜園管理グループは生徒チームと教師、地域住民(生徒保護者)により構成され、生徒チームは第4~8学年から各学年12名、全60名/校、有志で集まった生徒達で編成されています。それぞれの学年のチームが、登校日5日間のうちいずれかの曜日を担当し管理に当たっています。このグループに所属する生徒のなかには、学校菜園活動を通じて興味を持ち学んだ野菜栽培を家庭でも実施したいと、収穫した野菜のタネを家庭で植えて栽培を始めた子ども達もいます。


朝食会は、菜園管理グループの生徒達だけでなく全校生徒を対象として実施しました。メニューは収穫した野菜のソラマメ、トマト、ウリを使ったサンドウィッチです。スーダンで収穫されるソラマメは皮が茶色く中身が白いもので、煮込んだものが朝食の定番として一般的に食べられています。今回はサンドウィッチ用のパンに煮込んだソラマメ、トマト、ウリ、チーズをはさみました。おまけとしてマンゴージュースとバナナも配りました。


スーダンでは学校給食がないため、学校から食べ物を提供されみんなで一緒に食べるという機会は今回が初めてでした。生徒達はサンドウィッチ自体よりも、“学校で友達と一緒に食事をする”という雰囲気が楽しいようでした。低学年の生徒達にとっては大きめのパンでしたが、みんな大きな口を開けて頬張って完食していました。


菜園からの収穫量の少なさにより、全校生徒へ定期的に朝食を提供することは実現できていませんが、菜園管理グループの生徒達と一緒に、一歩ずつ取り組んでいきます。グループリーダーの生徒達からも、朝食会後にコメントが寄せられました。


「毎日学校で朝ごはんが食べられるようになったらいい」

「収穫できる野菜の量を増やしたい」

「自分達が育てた野菜が使われるのは嬉しい」

「これからも野菜や果物の栽培を頑張りたい」

サンドウィッチを口いっぱいに頬張る子ども達

朝食会を楽しむ男の子

初めて友達と一緒に楽しむ朝食

低学年の子ども達には大きめのサンドィッチも完食

同じものを食べているのに周りが気になる子ども達

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