スーダンでは現在5つの学校で学校菜園の運営と先生や生徒へのトレーニング活動を実施しています。休校期間中は先生方やコミュニティの方々と学校菜園の管理を続けてきましたが、10月中旬から11月下旬まで第8学年の生徒の登校があったため、子ども達と一緒に野菜の種まきができました。
土砂漠が広がる遠隔農村地にある学校ですが、校内の土地は手入れをすれば充分に野菜の栽培ができます。学校の先生方や生徒と相談し、時期に合わせてソラマメ、トマト、ナス、ルッコラの種をまきました。どれもスーダンで日常的に食される野菜ですが、特にソラマメはほぼ毎日の朝食に使われる食材で栽培の要望としても、いつも人気の野菜です。
今回の種まきでは、当団体スーダン事務所に来ている3名のスーダン人研修生も活躍してくれました。今後NGOで就職することを希望している彼らはこれまでに農業やコミュニティ開発を学んでおり、農業の専門家ではない私たちに多くの知識や技術をシェアしてくれています。
それぞれの野菜で種まき方法も異なり、研修生による指導のもと、生徒達がチームに分かれて取り組みました。課外授業や部活動がなく友達どうしで協力する機会は少ないのですが、子ども達自身で役割を分けて取り組めるようになりました。
再び全学年が休校となってしまいますが、先生方やコミュニティの方々と協力し菜園管理を継続していきます。
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