子ども達が帰ってきた学校は元気いっぱい



新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染予防のため教育機関が休校となっていたスーダンですが、今年に入って小学校全学年の授業が再開しました。スーダンで実施している学校菜園活動では休校中、学校の先生方や村の住民の方々と菜園の管理に当たっていました。


現在6つの学校で菜園活動を実施していますが、休校期間中も各校の先生方は果樹や野菜の栽培に積極的に取り組んでくださいました。地域の方々の協力により、COVID-19の影響を受けつつも活動を続けることができました。


しかし、やはり学校に子ども達がいないのは寂しくもありました。感染症対策とはいえ、たくさんの子ども達と一緒に取り組んでこその活動です。教育省の決定による学校再開時期も二転三転しましたが、先生方と事前に打ち合わせ、学校再開と同時に私たちと子ども達との活動も再開しました。


新学期とともに子ども達の学年も変わったため、まずは主に菜園管理に携わる“学校菜園管理チーム”の新体制を設置しました。スーダンの小学校では、第1〜8学年の子ども達が勉強しています。これまでの活動は、上級生の第7〜8学年の生徒達を中心に行ってきました。しかし、多くの子ども達から「自分も参加したい」という声があり、また学年を越えた共同作業を増やし、上級生が卒業しても活動をスムーズに引き継げるよう、第4〜8学年の生徒で菜園管理チームをつくることにしました。


学校再開後、改めて第4〜8学年のすべての生徒達に菜園での活動について説明し、チームに参加する生徒は、週に1回菜園の水やりや掃除、手入れの当番をすること、様々なトレーニング活動に参加すること、チームの定例ミーティングに参加することを紹介しました。立候補でメンバーを募ると、休校中に溜まっていた元気が弾けるように、手を挙げる子ども達。ほぼすべての生徒が立候補してくれました。


これらの学校では部活動や当番などがなく、子ども達がグループで一緒に何かに取り組む機会がありません。グループ活動の経験がない子ども達がほとんどの状態で、どれだけの子どもが興味を持ってくれるか不安でしたが、逆にどのようにメンバーを選出するか困ってしまうほどでした。


各学年のグループからはリーダーを、すべてのチームメンバーのなかからは生徒代表を選出し、先生方にも参加いただき菜園管理チームの新体制が発足しました。体制図にはチームに入ったすべての子ども達の名前を記載し校内に掲示しました。自分の名前が書かれた図を、子ども達も熱心に確認していました。


現在は、菜園活動を通じて基本的なチームワークの実践や農業に関するトレーニングを実施しています。学校で役割をもって活動したり、グループで活動したことのない子ども達には初めてのことがたくさん起こるかもしれませんが、様々な体験を通じてライフスキルを育んでいかれるよう見守っていきます。

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